エキニシハジゴ酒2025/05/19-06/01

画像: 10月31日の華鳩

10月31日の華鳩

2009年11月05日

10月31日早朝、「純米吟醸ムロカ生」(通称「台力」)の留仕込をしました。

03:00AM 蒸米開始
04:30AM 蒸しあがり 
大吟醸を造る時のように、蒸米は布に入れて運び、粗熱を取るために窓を開け放った蔵内でさらす。
09:30AM 早朝の低い気温にさらされた蒸米を仕込みタンクに運び入れる

なぜ夜中に仕込みをするのか?
今年の純米吟醸ムロカ生は大吟醸なみに仕込むことにしました。
通常大吟醸は寒い冬を選んで仕込みますが、このムロカ生は秋に仕込むため、
高い気温が問題になります。というのも蔵は、温暖な気候の瀬戸内海の倉橋島にあります。
秋はまだ気温が高いので、気温の低い夜中に蒸米をさらすことにしました。
そのほか、仕込み水を凍らせた氷を使用することによって、もろみの温度を下げます。

「おいしくなれ、おいしくなれ!」と言いながら櫂を入れる新人の蔵人梶本。
「がんばれがんばれ」と重い櫂を入れる梶本を励ます松本。
「みんなで頑張って造る酒は絶対うまくなる!」と藤田杜氏。

眠い目をこすりながら夜中に作業、特に米の量が一番多い留仕込はかなりの重労働。
蔵人たちより約10歳年上の私もまだまだ元気。
「10年後にみんな僕のように動ける?」などと体力自慢をしたものの正直腰が痛いです。
蔵人たちが心こめて手造りしたお酒。ぜひ飲んでみてください。
飲んでホッとやすらぐやさしい酒になっていると思います。
今日のブログは社長の榎です。

P.S. 「純米吟醸ムロカ生」(通称「台力」)は12月12日発売予定です。



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