『ホッとやすらぐ酒。』
2009年4月
島の蔵『華鳩』蔵開き2024開催します!!!:1
2009年04月02日

 2009年3月30日は華鳩の『皆造(かいぞう)』でした。

『皆造』は酒造りが終る事です。
現在では年中酒造りをしている蔵元も増えていますが、
伝統的に酒は冬にかけて造ります。
華鳩は9月下旬から3月下旬まで酒造りします。
皆造になると住み込みの蔵人達(酒造りのスタッフ)は自宅へ帰って行きます。
蔵の中は片付けられて、シーンとしています。
元気な蔵人達の声が聞こえなくなって寂しいような、
一方で、蔵人達の食事やお風呂の世話等が無くなって母はホッと一息。
(73歳で現役の母、お母さんありがとう!)
家族でやっている小さな蔵は結構大変なんです。
(造りが始まると蔵元の奥さんは忙しすぎて『奥さんが口をきいてくれない』とか、
家庭不和になった蔵元の話を聞いた事も...。)

写真は酒林(さかばやし)、杉玉です。
新酒ができた時に新しい杉玉をぶら下げます。
蔵に緑色の瑞々しい杉玉がぶら下がっていると今年も新酒ができたと言う目印です。
1年経つとだんだん色が変わってきます。(酒林も、お酒も。)

華鳩は毎年お酒を造ってますが、ここのところ杉玉はぶら下げていませんでした。
以前古い杉玉をぶら下げたままだったので、近所の子供達が『蜂の巣だ!』と言って怖がってました。
実際今年も『蜂の巣ですか?』と通りかかりの女性に問われたと母が言ってました。

今年はご縁あって千葉県の赤石さん作の秋田県の杉を使った杉玉が手に入ったので、
ぶら下げる事ができました。赤石さんありがとうございます!
杉玉の屋根は私が自分で作るつもりでしたが、結局近所の大工の八代さんに作ってもらいました。
材料は私が買っておいたもので、『簡単に!安く!』と私が言ったので
八代さんとしては不本意かも知れませんが、なかなかかっこいいですよね!

華鳩マリコ

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